新開地の治安は悪い？一人暮らしにおすすめ？現役不動産営業マンが解説！

新開地について

新開地は氾濫を繰り返す湊川を明治時代に埋め立てた跡地に誕生しました。新開地商店街のある界隈は、明治34年までは川が流れておりました。瞬く間に芝居小屋や活動写真小屋が立ち並び、一大歓楽街となった新開地。その繁栄ぶりは、「東の浅草、西の新開地」と謳われ、全国有数の娯楽のメッカとなりました。神戸電鉄の終着駅、新開地駅。阪急・阪神・山陽各路線に乗り換え可能なターミナル駅です。新開地は伝統的なエリアの一つで１００年以上の歴史があります。かつて神戸の中心地として栄え急速に衰退し今は復興途上ですが、古きよき時代の面影を残しています。新開地周辺には、神戸の人々に愛される関西最大規模の東山商店街や、湊川神社や兵庫大仏、日本最古のビリケン像がある神社などの歴史エリアがあります。

新開地の治安ついて

弊社のホームページに辿り着いたきっかけは「新開地 治安 悪い」と検索されたことではないでしょうか。新開地駅の付近（湊川駅～新開地駅～ボートピアの辺り）は昔からの名残で日雇い労働者の方が宿泊施設として利用していたドヤ（安宿）があり、人間臭さを感じるかもしれませんが、治安が悪いとはいえません。神戸といえばおしゃれなイメージが強いですが、新開地駅周辺はおしゃれな神戸とは異なり、風俗街、ボートピア、下町の雰囲気が残る飲食店がある繁華街が広がっています。繁華街のエリアを外せば、ファミリー向けの分譲マンションや賃貸マンションが建っているエリアになりますので、住環境は良いです。一人暮らしの女性が新開地にお住まいをご希望の場合は安心して住める場所の物件をご提案させて頂きますので、ご気軽にお申し付けください。

新開地は住みやすい？

【新開地は住みやすい？】ですが、結論から申し上げますと住みやすいです。理由としましてはJR神戸線、神戸高速鉄道、山陽電鉄、神戸電鉄、神戸市営地下鉄、神戸市営バスとあらゆる方向へ伸びる路線があり、徒歩圏内にあるスーパーのライフ神戸駅前店は0時まで営業しておりますので、生活便が良いです。新開地の繁華街は飲食店がたくさんあり、昔ながらの老舗の飲食店も多数ございますので、食べ歩きもオススメです。女性にの方も男性の方と一緒に是非とも行かれてみてください。また新開地周辺は地下道も発達しており、地下道を10分ほど歩くと「JR神戸駅」や「神戸ハーバーランド」にそのままアクセスできるので、雨の日でも傘をさすことなくショッピングに行けるのも大変便利です。

新開地に住む際に気をつけること

兵庫県警が公表している「市区町別主な刑法犯認知状況（令和5年度参照）」では、神戸市兵庫区の人口1,000人あたりの犯罪認知件数は「14.2件（総数1,558件）」となっており、神戸市9区の中でも2番目に犯罪の発生率が高いエリアになります。犯罪発生率で見ればワースト2位ですが、兵庫区は人口109.627人に対して犯罪総数1,558件。1位の中央区は人口148,964人で犯罪総数3,558件と、1位と2位の間には大きな差があるのがわかります。繁華街の多いエリア同士での比較ではまだ治安がよいとはいえますが、やはり注意は必要です。特に多い犯罪は自転車の窃盗と器物損壊となっております。自転車についてはきちんと駐輪所を利用し、物件選びの際は「大通り沿いにエントランスがある物件を選ぶ」「オートロック・TVモニターホン付きの物件を選ぶ」「共用部分に防犯カメラがある物件を選ぶ」等、対策が必要です。

新開地のお勧めスポット / 名産物

新開地グルメで有名なのは春陽軒です。大正14年(1925)創業の老舗豚まん専門店。新開地駅から徒歩3分の距離にあるレトロな外観が目印のお店で多い日には1日3000個を売り上げる手作りの豚まんを販売していますので、是非とも食べてみてください。新開地アートひろばという文化施設もございます。育ちふれあうアートのまち新開地で、若手アーティストがチャレンジでき、交流するための施設として平成8年(1996)にオープンした。イベントが開催できるホールやギャラリー、シアターに加えアトリエやリハーサル室、会議室をレンタルできる。定期的にワークショップや研究会の開催や、シアターでの映画上映などを行っています。新開地劇場は新開地駅から徒歩で約5分のところにある劇場。昭和21年(1946)にオープンし、時代の映画スターや役者、歌手たちがステージにあがっている劇場になります。現在の建物は阪神大震災の後に大衆演劇を専門とする劇場として新しく建てられたもの。公演は昼の部と夜の部の2回に分かれており、お芝居や舞踊ショーなどを楽しむことができますのでオススメです。